虚と実①
病気の治療は補と瀉を使って行ないます。
そのためには虚と実を見極めて虚の場合は補(足りない所を補うこと)、
実の場合は瀉(下す・吐き出す)手段を使います。
虚とは、陰陽の気(働き)が弱っていること。血と津液が不足している状態をいいます。
精気のの虚→蔵の本来持っている気が弱っていること
病理の虚→陰と陽の気(働き)が弱っている・血や津液が不足している状態のこと
病症の虚→標治法を行う時の目安になる症状が弱っていること
実とは、陰と陽の気(働き)が盛んなこと。血や津液が停滞または充満した状態をいいます。
邪実→外邪によって陰と陽の気血が停滞、充満した状態のこと
旺気実→他のところが弱ることで違うところの気が旺盛になったり停滞、
充満した状態のこと
病症の実→標治法を行う時の目安になる症状が旺盛、停滞、充満した状態のこと
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