衛気
衛気とは循環する陽気です。
胃では、胃の陽気と呼ばれ、腎では命門の火などの様に場所により呼び方が変わります。
陽気の特性で陽の部位に多くあり、陰の部位には少ないです。
衛気は皮膚や胃の中、肺の中などの外気と接触して冷えやすい部位を守るためにあります。
衛気は昼間は腠理(そうり・皮膚と筋肉・皮下組織の間の部分のこと)の開闔(かいごう・開いたり、閉じたりのこと)をして身を守っています。
衛気が虚になっている時は、腠理が開きっぱなしになり汗が出過ぎたり、
腠理が閉じっぱなしになり汗が出なくなったり、
衛気の停滞により停滞して発熱の症状が出ることがあります。
夜になると腎経から侵入した衛気(命門の火)が巡り、
多くなって胃や肺を陽気が巡るといわれています。
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