ヒポクラテス 水について⑭
ところが、日陰にやってくると、全身が同じように発汗する。
もはや太陽が照りつけることがないからである。
その様な理由から、雨水は全ての水のうちで最も早く腐敗し、悪臭を放つようになる。
雨水は非常に多くのところから集められ、混合するために、非常に早く腐敗するからである。
この様なことに加えて、水分が奪われて高く持ち上げられ、
あちこち運ばれて空気と金剛すると、そのうち濁った暗色の部分が切り離され、分離して、
靄や霧になるが、最も澄んだ、最も軽い部分がそこに残り、
太陽に熱せられ煮沸されるために甘くなる。
その他のものも全て煮沸されると甘くなるものである。
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