30Jan2021五行生成②心は火臓1第二は「火」、火は正南に位置し離(り・初爻は陽、第2爻は陰、第3爻は陽で構成される。または離為火。離下離上で構成される。外側に陽剛の卦、内側に陰柔の卦がある。原義は「一見明るいが中は暗い」。また「二つのものが一つをはさんで向かい合う」である )卦に属す。火は日、陽気を象徴し、水の...
28Jan2021五行生成①腎は水臓生数一は「水」、水は至陰、生命の源、万物の祖である。水は天の始数となり、腎水は北に位置し坎(かん・初爻は陰、第2爻は陽、第3爻は陰で構成され内剛外柔の象で水が万物を潤す意味の卦。原義は「外陽にして中は陰」)卦に属する。腎水は純陰ではなくて2つの真水に1つの真火を含むため腎陽が消散...
26Jan2021氣学説⑥気機の昇降出入気機の昇降出入とは、氣の交換作用のことを言います。『素問』天元紀大論編に「天に在っては氣となり、地に在っては形体を成す。形と氣は互いに交換して万物を化生する」とあり、人体であらわすと臓腑の氣が絶えず昇降出入運動を続け、昇降により体内の臓器が結びつき、出入により人体の内気と大自然の...
24Jan2021氣学説⑤気化2自然界の気化及び五臓六腑の気化活動(全身の臓腑器官は水穀の精微と気血の滋養によって正常な機能を発揮できる)を含み、生理・病理・治療の過程も気化の過程と考えられています。自然界の気化とは、陰陽の氣(天地の氣)の運動変化を指し、正常な気候の基づいてでこそ正常な生化が行われるといわれま...
22Jan2021氣学説④気化1気化とは氣の形成と運動変化の過程のことで、気の運化と生化をいいます。運化→脾の機能(運化水穀作用で氣・血・津液を(後天の精)作る(気血を化生する)こと)で、 運搬し消化するという意味があります。 ...
20Jan2021氣学説③真氣真氣は元氣と宗氣を合わせたものです。先天の氣と後天の氣を含み全身へ行きわたります。『霊枢』刺節真邪偏では、「真氣は天より受けるものであり、穀氣と合わさって身体を充たすものである」と言っています。真氣は経絡に行きわたるところから「経氣」とも言われます。または「正氣」とも呼ばれます。...
18Jan2021氣学説②宗氣宗氣は飲食物から化生(かせい・後天的に起こる形態変化)した営氣(えいき)と衛氣(えき)と肺に吸入された胸中の大気である清氣からなる後天の氣です。胸中に集まり、上気海(氣の集まるところを気海と呼び、上と下に分かれます。上気海(じょうきかい)は膻中(だんちゅう・胸部正中の両乳の間)下...
16Jan2021氣学説①元氣氣は人体のあらゆる生命活動の基本因子であり、氣化とは氣の形成と運動変化の過程をいいます。「氣は人の生命の根本(目が見えるのも、耳が聞こえるのも、感覚が敏感であるのも、 美味しい物を味わえるのも、全て先天の気:腎間の動気)なり。根絶えれば茎葉は枯れる(人間を草木に例えれば...
14Jan2021陰陽の調和法黄帝内径は周易が強調する均衡・中和・対称の中の中和観の影響を受けており、基礎理論と臨床治療に和の思想を取り入れている。基礎理論では、陰陽の調和を強調していて、陰陽が和せば治まり、不和ならば乱れる。和とは平和、平衡の意味である。陰陽を調和させるのが優れた養生方法である。臨床治療にお...
12Jan2021心腎不交心と腎の相互関係が崩れることで、水火不済とも言います。正常な状態では、心の陽(心火)が下降して腎の陽を養い、腎の陰(腎水)が上昇して心の陰を養う。心火は腎水が亢(こう)ずるのを抑え、腎水は心火が亢(こう)ずるのを抑えている。心と腎の関係がバランス良く保たれている状態を心腎相交また...
10Jan2021中国古代の神(しん)諸神(諸々の神)は、霊智(れいち・不思議な知恵)にして方(ほう・ところ)無く、隠顕(いんけん・見えたり隠れたり隠れたりのこと)測られず。孔子曰く、陽の精氣を神となすと。また曰く、陰陽測られざる(陰となり陽となり変化の予想が出来ないのが神である測)を、これ神と謂うと。一の解に云う、...
06Jan2021五行説⑦水の性水に潤下と曰う。潤下とは、水の湿(うるえる)に流れ、汙(くぼめる)に就(つ)きて下れるなり(水は水は湿った方に流れ、くぼんだ方に下る)。北方は至陰、宗廟・祭祀の象なり。冬は陽の始まるところ、陰の終わるところ。終始は、綱紀(こうき・大綱(おおづな)と小綱(とこづな)。掟(おきて)の...