菜根譚51

釈氏(しゃくし)の隨縁(ずいえん)、吾(わ)が儒(じゅ)の素位(そい)、

四字(よじ)は是(こ)れ海を渡るの浮嚢(ふのう)なり。

蓋(けだ)し、世路(せろ)は茫々(ぼうぼう)たり。

一念(いちねん)も全(まった)きを求(もと)めば、則(すなわ)ち万緒(ばんしょ)紛起(ふんき)す。

寓(ぐう)に随(したが)いて安(やす)んぜば、則(すなわ)ち入(い)るとして得(え)ざる無(な)し。



隨縁→縁起の理法に従う。縁起の道理は仏教の根本理念。

素位→それぞれの地位に従い、分相応に力を尽くすこと。『中庸』に「君子は其の位に

   素(したが)いて行い、其の外を願わず。富貴に素(したが)いて富貴に行い、貧賤に

   素(したが)いて貧賤に行い、云々」とある。

一念→ほんの一刹那の心。

万緒→種々の心念が起きる糸口、あらゆる欲望の念の端緒。

寓→境遇。今置かれている環境、立場の事。


仏教で説く「隨縁」と、わが儒教で説く「素位」という、この四字は、人生という広い世界を渡る上で、浮き袋の様に欠く事のできない大切なものである。

思うに、人生の航路は、広々として果てしもないものである。

そこでほんの少しでも完全である事を求めようとすると、それに従ってあらゆる欲望の糸口が乱れ起きる。それに対して、今置かれている境遇に従って安らかにしていると、そうすると、どこに行っても心の安らぎが得られない事は無い。


今置かれている生活や仕事などの環境は必要があって経験しているのかもしれません。

これからしなければならない経験の一つと思ってその場で満足がいくまで耐えて乗り越えていく事も大切な経験なのかもしれません。

大変な事をした後は、東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをしてよく寝てください。次の日には良いことがあるかも知れません。

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