五行生成③肝は風木の臓2
長寿者は楽天家が多く、年老いても目が良くて手も良く動く人が多いです。
目は肝の竅(きょう・体の孔の意味。「東方は青色、入りて肝に通じ、竅を目に開き、
精を肝に蔵す」とあります。)であり、目がよいのは肝気が衰えていない証拠です。
「五十歳になると肝気が衰え始め、肝葉が薄らぎ始め胆汁が減り始め、
目がはっきりしなくなる」とあります。
肝気は最初に衰える蔵気であるということです。
肝は風木の蔵に属しているため、剛強・能動的であるため消耗しやすい。
そのため、怒りを少なくして感情を調えて肝気を保つことが大切です。
心をゆったりさせて楽観的にさせると、肝気がよく通じ、
老衰を遅らせることにつながります。
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