陰と陽②
「陰主陽従」といい陰はあらゆる機能の本(もと)で、
陽気が働くのも陰の精があるからといわれています。
陰が身体の主であり陽はその命令によって働いていると考えられています。
陰の精が虚すから陽に病変が現れると考えられています。
陽気が多くなれば熱を主とした病変を現し、
陰気が多くなれば寒を主とした病変を現します。
しかし、現れる部位により病症に違いがあります。
陽気が陽の部位に不足すると外・皮毛血脈が冷えて悪寒、痛み、麻痺などが現れます。
陽気が陽の部位に多くなれば外・皮毛血脈が熱をもち発熱や腫れ物などの病症が現れます。
陰気は陰の部位に不足すると内に便秘、口渇、四肢倦怠感などの熱症状が現れます。
陰気は陰の部位に多くなれば消化不良による下痢、元気がない、
手足の冷えなどの冷え症状が現れます。
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