飲食①
「病は口から入る」や「食べなければ餓死することはあっても病気にはならない」
などを聞いたことがあります。
この様なことから飲食物が病の原因と考えられています。
飲食が原因と考えることは大きく二つに分けられます。
一つは誰が食べても毒になるものがあります。腐った物などがそうです。
もう一つは普通の食べ物なのに食べ方や食べる量や食べる人の体質によって
起こる病があります。
漢方の世界では医食同源と考えられています。
さらに漢方の薬物の作用は味で示されています。
黄帝内経『素問』太陰陽明論編では
「陽は天気なり、外を主る。陰は地気なり、内を主る。故に陽動は実し、陰道は虚す。
故に賊風虚邪(外因)に侵される」物は陽これを受く。飲食節ならず、起居時ならざれば
陰これを受く」
これは飲食による病気は陰虚が関係するということです。
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