飲食 辛味②
「故に冬に按蹻(あんきょう)せざれば(そこで冬に按(按摩すること)
蹻( 足を挙げて高く挙げて歩くこと)すれば)
春に鼽衂(きゅうじく)せず(鼻詰まりや鼻血は起こらない)
春に頸項を病まず(春に頸(くび)や項(首の後ろの部分)を病まない)
仲夏に胸脇を病まず(夏の盛りに胸や脇を病まない)
長夏に洞泄寒中を病まず(未消化の下痢や冷え腹を病まない)
秋に風瘧を病まず(秋に風邪の感染症やマラリヤを病まない)
冬に痺厥を病まず(冬に痺(ひ・感覚がなくなり自由がきかないこと)
厥(けつ・四肢が冷たくなること)を病まない)
飧泄(そんせつ)して汗出づるなり(下痢をして汗が出る)
夫れ精は身の本なり(いったい、精というものは身体が成立するための根本要素である)
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