ウパニシャッド 食物の創造④
そこで、彼(自我)は意(月は意となって心臓に入った)によって食物を捕らえようとしました。
しかしながら食物を意によって捕らえる事はできませんでした。
もしも、彼(自我)は意によって食物を捕らえる事ができたなら、
人は食物を念想するだけで満腹することであろう。
そこで、彼(自我)は陽根(男性器)(水は精液となって陽根に入った)によって
食物を捕らえようとしました。
しかしながら食物を陽根(男性器)によって捕らえる事はできませんでした。
もしも、彼(自我)は陽根(男性器)によって食物を捕らえる事ができたなら、
人はただ、射精するだけで満腹することであろう。
最後に、彼(自我)は吸気(死は吸気となって臍に入った)によって
食物を捕らえようとしました。
そうして終に是を緊縛(食物捕者について、「食物を緊縛とするもの」
「食物を生命飼料とするもの」の二義に解している)した。
以上のように食べ物は他の生命を死を以て捕らえる事です。
東京赤坂のHIPPOCRATES(ヒポクラテス)では、飲食物は感謝をしながら
大切に無駄なく食べることが良いことだと思っています。
反対に命の無いものを食べても身体に生命力のある元気は宿らないと思います。
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