ウパニシャッド 食物の創造③
そこで、彼(自我)は眼(太陽は眼(感官)となって眼窩に入った)によって
食物を捕らえようとしました。
しかしながら食物を眼によって捕らえる事はできませんでした。
もしも、彼(自我)は眼によって食物を捕らえる事ができたなら、
人は食物のことを見るだけで満腹することであろう。
そこで、彼(自我)は耳(方位は耳(感官)となって耳孔に入った)によって
食物を捕らえようとしました。
しかしながら食物を耳によって捕らえる事はできませんでした。
もしも、彼(自我)は耳によって食物を捕らえる事ができたなら、
人は食物のことを聞くだけで満腹することであろう。
そこで、彼(自我)は皮膚(草木は毛となって皮膚に入った)によって
食物を捕らえようとしました。
しかしながら食物を皮膚によって捕らえる事はできませんでした。
もしも、彼(自我)は皮膚によって食物を捕らえる事ができたなら、
人は食物に触れるだけで満腹することであろう。
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