風邪(ふうじゃ)①肝の血
風(ふう)は物の成長を助けます。
成長を助けるというのは本来陽気を多くするということです。
しかし、何らかの原因で肝の血が不足していると
陽気を発生させることができないことがあります。
その時反って風(ふう)によって病気の方を成長させることがあります。
肝だけではなく他のところが虚していれば風は
その虚に乗じて病変を起こすことがあります。
血が足りなくなり栄衛の氣が虚(不足)して、
経脈まで風が侵入すると湿疹を起こすことがあります。
血が足りなくて皮膚に近いところに津液(体液)が不足すると虚熱(陰が虚する)が発生して、
皮膚に変調をきたします。
アトピー性皮膚炎の湿疹は津液不足で起こります。
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