古代中国の医学観①

黄帝内経『素問』著至教論篇第七十五

黄帝、明堂に坐り

雷公を召して之に問うて曰く

子は医の道を知るか

雷公対(こた)えて曰く

誦(しょう・朗読)して頗(いささ・すこぶる)か能く解(事柄を分析して中身を理解すること)す。→医学の本を読んで、文章の表面的には多少理解することができます。

解するも未だ能く別(わか・二つのことを区別すること)たず。

→医学の本を読んで、文章の表面的には多少理解することができます。

    理解はするが、深く分析して事象を鑑別できません。

別(わか)つも未だ能く明らか(事態の本質を明確にすること)ならず。

→鑑別をしても、事態の本質を明確にすることができません。

明らむるも未だ能く彰(あきらか・外に向かってハッキリと表現すること)にせず。

→明確にしたことを人の前でわかりやすく説明し、

    臨床的に成果を上げるまでには至りません。

以て群僚(同じ仲間の集まりのこと)を治すに足るも

→この様に暗誦・理解・鑑別・明確化・実証という段階を踏んで勉強しているが、

    今のところは仲間の治療はできますが、

侯王に至るに足らず。

→身分の高い王侯の治療は任せてもらえる段階ではありません。


HIPPOCRATES(ヒポクラテス)東京赤坂

2006年札幌で開業。2015年に赤坂に出店した完全予約制の 東洋式フットマッサージ(足揉み・足つぼ)サロンです。 健康や老化のお悩みを強めのフットマッサージ(足揉み) で解決いたします。 リラクゼーションではなく、しっかりしたマッサージや 結果を求めてる方、是非一度お越しください。

0コメント

  • 1000 / 1000