体が必要とする味
体がその味を美味しいと感じるのは、それを必要としているためです。
五臓がよくないとき、それぞれ食べたくなるものがあるといいます。
酸・苦・甘・辛・鹹です。しかしこの五つの味は単純に今の味覚には置き換えられないようです。昔は五臓の養生法に合わせるために分けられたのかも知れません。
特に犬は今の日本人には考えられない(私もペキニーズという中国犬がペットです)と思います。それでも必要な食べ物があり、必要でも食べ過ぎると逆に体調を悪くすることがあります。
肝がよくないときは酸(渋)味を好みます。酸(渋)味には引き締める(収)作用があります。
ゴマ、犬肉、にら、すもも等を美味しいと感じます。辛味を控えた方がよいです。
しかし、酸(渋)味を取り過ぎると、肉が萎縮して、唇が渇きます。
心がよくないときは苦味を好みます。苦味には便などを固める(堅)作用があります。
麦、羊肉、らっきょう、あんず等を美味しいと感じます。鹹味を控えた方がよいです。
しかし、苦味を取り過ぎると、皮膚がカサカサして、体毛が抜けてきます。
脾がよくないときは甘味を好みます。甘味には痛みなどを緩める(緩)作用があります。
米、牛肉、青菜、ナツメ等を美味しいと感じます。酸(渋)味を控えた方がよいです。
しかし、甘味を取り過ぎると、骨が痛んで、髪の毛が抜けてきます。
肺がよくないときは辛味を好みます。辛味には発散する(散)作用があります。
粟(あわ)、鶏肉、ネギ、桃等を美味しいと感じます。苦味を控えた方がよいです。
しかし、辛味を取り過ぎると、筋が引きつって、爪が渇れてきます。
腎がよくないときは鹹味を好みます。鹹味には硬いものを軟化させる(軟)作用があります。
栗(くり)、豚肉、豆の葉、大豆等を美味しいと感じます。甘味を控えた方がよいです。
しかし、鹹味を取り過ぎると、血が粘って顔面の光沢がなくなります。
上記のように五臓を補う必要がある時は食べたくなるものがあるようですが、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」でよくしようと思って対応したのに他の所をいためる
ことがあります。ほどほどにバランス良く取り入れましょう。
バランス良く取り入れるために、体の感覚を敏感にする必要があります。
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または、維持して健康になりましょう。体調は良くなるほど悪いことがわかるようになります。東京赤坂のHIPPOCRATES(ヒポクラテス)で足裏の足つぼマッサージをしていると痛くなるところがでてきたとか、体調が悪くなったとかいいながら、仕事をする人が増えてきます。
これは、体が敏感になって悪化する前に疲れてきたところが分るようになってきたためです。動けているときは体の反応が良くなってきただけです。食べ物と排泄と睡眠それと
マッサージで体調を整えましょう。
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