百病始生
病気は肉体の受ける刺激の積み重ねによって生じます。
病気の始りを「積(しゃく)」といいます。
食べ過ぎや不規則な生活。あるいは力の使いすぎなどは、絡脉(らくみゃく)を痛めます。
陽の絡脉が痛むと、鼻血となり外側に流出します。
陰の絡脉が痛むと、血便となり、内側へこぼれます。
胃腸の絡脉が痛むと、血が腸の外へ流れます。腸外の冷たい津(しん)(血以外のさらさらな液体(汗や涙など))液(えき)(血以外のどろどろの液体(髄液など))が血(けつ)の両方が混じり、凝結すると「積」になります。
外部原因は寒気が主な邪気です。体が弱いと寒気は下半身から侵入します。
最初は皮膚に入って足を痛めます→血脉に入って筋肉が冷えて血の循環が悪くなります
→胃腸に入って水穀(後天の氣)の運化が狂って腹部が脹らみます→それにより腸外の津液が
寒気のため冷え、凝結して「積」をつくります。
このほか、過度な怒・喜・思・悲・恐の精神的な刺激により氣が逆上すると経脉が塞がり、
陽気の巡りが悪くなり、血が滞ってしまうと、津液は凝結し、血に混じって「積」となります。生活の問題による病気の始まりは生活の改善で対応できます。
寒気が足元から入る病気は、東京赤坂のHIPPOCRATES(ヒポクラテス)で足裏の足つぼのフットマッサージをして足先からくる寒邪を防止して「積」の状態を作らないようにしましょう。
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