足湯
足湯(フットバス)は心臓に負担をかけずに全身の血流を改善できます。
東洋医学では、しこり、瘀血、それに伴う痛みを改善するためには、血流を
良くすることが大切です。
全身の血流改善は、適度な温度のお風呂につかり、適度な水圧をかけて滞りを
無くすことが良いことです。
しかし、体が弱っている方、体力が無くなっている方は、入浴するだけでも
体の負担になります。特に心臓に問題がある方や、高血圧の方は注意が必要です。
足は体の中で最も低い位置にあり、浮腫みや冷えの原因の血液の滞りやすい場所
です。重力に逆らって、滞った血流を心臓へ押し上げるのは一苦労です。
足湯は、足を温めることにより、血管を緩めて血流を良くすることが期待できます。
しかも、ひざから下を温めるだけなので、心臓に問題のある方や、高血圧の方でも
負担が少なく体を温められます。
東洋医学で冷えのぼせといい、頭がほてっているのに、足が冷えている方がいます。
首や肩が凝っている人に多い症状です。
東洋医学では、人の体は陰と陽の両面が存在します。陽の経絡は上から下へ、陰の
経絡は下から上へ、陰と陽がバランスがとれて健康が保たれます。ですから陽が上昇
し、陰が下降した冷えのぼせは、経絡の流れがわるく、陰陽の調和がとれていないと
なります。生命力が低下していると考えます。
そのほかに、足がほてって眠れない人がいます。これは日中に足を冷やしていた人に
多い症状で「煩熱(はんねつ)」といい、原因は足の冷えなので足湯が良いです。
足湯は温める健康方法です。温かさを保つために、お湯の温度をなるべく維持し、
タオルなどでひざかけをして工夫してください。湯ざめをすると無意味になります。
人の皮膚にある汗を出すための能動汗腺は、3歳くらいまでにどれだけ汗をかいたか
で決まるそうです。現代では冷房の普及などで、体温調整が苦手な体になり、うまく
汗がかけなくなったり、異常に汗をかいたりする方もいます。
体調は調整することで変えることができます。家で足湯をして、適度な運動をして、
東京赤坂のHIPPOCRATES(ヒポクラテス)で足裏の足つぼをフットっマッサージして体調を
整えましょう。
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