菜根譚㉕
鳥語虫声(ちょうごちゅうせい)も、総(すべ)て是(こ)れ伝心(でんしん)の訣けつ)なり。
花英草色(かえいそうしょく)も、見道(けんどう)の文(ぶん)に非(あ)ざる無し。
学ぶ者は、天機清徹(てんきせいてつ)、胸次玲瓏(きょうじれいろう)にして、
物に触れて、皆、心に会(かい)する処(ところ)有(あ)るを要す。
伝心(でんしん)の訣けつ)→真実を伝える秘訣。
禅では、「以心伝心(真理は文字や経論によらず、師から」弟子に心を通じて伝えられる)」
あるいは「教外別伝、不立文字(仏心は言葉や文字を離れて伝えられる)」を標榜し、
唐代の黄檗希運には語録『伝心法要』がある。
見道(けんどう)の文(ぶん)→見道は真理を徹見すること、天地の真理と一体になること。
仏教では菩提・悟りを道と訳し、見道は悟りの一段階を意味する。
禅では「見性」という。文は文模様。
天機→天から授かった霊妙な心のはたらきのこと。
胸次玲瓏(きょうじれいろう)→胸次は胸のうち、心中。玲瓏は玉が透き通っている様子。
双声(上下の文字の子頭音が等しいもの)の語。
小鳥のさえずりや虫の鳴く声も、徹見悟了(てっけんごりょう)してみれば、
すべてそのものがそのまま、文字言語を離れて伝えられる真理そのものである。
また、花弁や草の色も、すべてそのものがそのまま、天地の大道のあらわれでないものはない。だから学問を志す者は、霊妙な心のはたらきを清澄明瞭にし、
胸中は透き通って少しの曇りもない玉の様にしておき、物に触れ見たり聞いたりするものすべて、そのまま真理に他ならない事を心にしっかりわきまえておく必要がある。
コロナの中で現実に起こっていることと、不安を煽る様な予測を見極めるためには、
自分が体験している事と、そうでないことの区別を正確に把握しなければなりません。
不安を煽っていくスタイルから決別しましょう。
その為には頭がスッキリした状態が必要です。
是非とも東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして
血液循環を良くしましょう。
0コメント