菜根譚㉖
賓朋雲集(ひんぽううんしゅう)し、劇飲淋漓(げきいんりんり)として楽しむ。
俄(にわ)かにして漏(ろ)尽(つ)き燭しょく)残り、香(こう)銷(き)え茗(めい)冷やかにして、
覚えず反(かえ)って嘔咽(おうえつ)を成し、
人をして索然(さくぜん)として味(あじ)無(な)からしむ。
天下の事も率(おおむ)ね此(こ)れに類(るい)す。
人(ひと)奈何(いかん)ぞ頭(こうべ)を回(めぐ)らさざん。
雲集→雲の様に群がり集まる。大勢の人が集合する事。
淋漓→長いさま、いつまでも続くさま。淋は霖と同じで長雨。
漏(ろ)尽(つ)き燭しょく)残り→漏は漏刻で、水時計の事。燭は蠟燭。
時間も過ぎゆき、灯りも消えかけて、歓楽の宴も終わりに近づいたこと。
茗→お茶の事。新茶を茶といい、晩く採んだ茶を茗という。
索然(さくぜん)→涙の流れるさま。また興が尽きて味気ないさま。
賓客や朋友が大勢集まってきて、したたかに酒を飲み、いつまでも飽きもせずに楽しむ。
ところが気が付くと、いつしか漏刻も尽き残り火も少なくなり、香煙も絶えお茶も
冷え切ってしまっており、集まった人達は思わず今までの楽しみとは打って変わって
咽び泣きをし、人々に興ざめして味気ない感じを起こさせる様になる。
世の中の人の楽しみや悲しみ、歓楽や虚栄は言うまでもなく、名誉や富もたいてい
この様なものである。人はどうして早くこの様な生活に見切りをつけて、
本来の姿に立ち返らなくてよいことがあろうか。
人はそれぞれの役割があるそうです。
その中には仲間と共同作業もあるそうです。
世のため人のために家族のため大切な人のため頑張りましょう!
私は東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをしておりますので
是非ともいらしてくださいませ。
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