菜根譚㉗
個中(こちゅう)の趣(おもむき)を会(かい)し得(う)れば、
五湖(ごこ)の煙月(えんげつ)も尽(ことごと)く寸裡(すんり)に入(い)る。
眼前(がんぜん)の機(き)を破(やぶ)り得(う)れば、
千古(せんこ)の英雄も尽(ことごと)く掌握(しょうあく)に帰(き)す。
個中(こちゅう)の趣(おもむき)→ある一つの物事の中にある真実の様子、意味。
五湖(ごこ)の煙月(えんげつ)→五湖は中国の代表的な五つの湖。
鄱陽(はよう)湖(饒州)、青草湖(岳州)、丹陽湖(潤州)、洞庭湖(どうてい)湖顎州)、
太湖(蘇州)の五とする他、諸説ある。煙月は春がすみや月影のかかった美しい景色。
寸裡(すんり)→寸は方寸で心臓、心のこと。心中。
一つの物事の中に内在する真実の意味を理解することができれば、
美しい五湖の風景もことごとくすべて自分の心の中に入ってくる。
また、今、目の前にあらわれている大切なことを見破る事が出来れば、
千年前の英雄もすべて自分の手中に収める事が出来る。
物事の真実や大切なことを知る事が出来、勘違いをしなければ、
様々なトラブルを回避して、人の善意に感謝することもできます。
正しいことやタメになることは厳しいことが多いので勘違いして人を恨むことがあります。
物事を色々な視点から捉える訓練を勉強や経験から学ばなければなりません。
勉強に疲れた時は、東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして体力を回復して勉強を頑張りましょう!
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