菜根譚㉙
冷(れい)より熱(ねつ)を視(み)て、
然(しか)る後(のち)に熱処(ねっしょ)の奔馳(ほんち)の益(えき)無きことを知る。
冗(じょう)より間(かん)に入(い)りて、
然る後に間中(かんちゅう)の滋味(じみ)の最も長きことを覚ゆ。
熱処(ねっしょ)の奔馳(ほんち)→熱狂した状態で我を忘れて夢中に行動すること。
冗(じょう)→煩雑なこと。煩わしく入り乱れていること。
間中(かんちゅう)の滋味(じみ)→間は閑と同義で、心ゆったりしていること。
滋味は心に味わうことのできる豊潤な印象。
冷静になってから、熱狂していた時のことを振り返ってみると、
そこで初めて、一時の情熱に駆られて走り回ったことが無益であったとわかる。
また、煩わしく多忙なところから、閑静な場所に移って、
そこで初めて、閑静な境地の中で味わうことの出来る豊かな印象が最高に良いことがわかる。
家事や仕事などは、終わることがないですが、少しの急いで終わらせて、
その中にちょっとした休息を作ることで冷静な判断が出来きることがあります。
そこで疲れていると判断した時は東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして疲労を癒しましょう。
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