菜根譚㉟

眼に西晋(せいしん)の荊榛(けいしん)を看(み)るも、猶(なお)白刃(はくじん)を矜(ほこ)り、

身は北邙(ほくぼう)の孤兎(こと)に属(ぞく)するも、尚(なお)黄金(おうごん)を惜(お)しむ。

語(ご)に云(い)う、「猛獣(もうじゅう)は伏(ふく)し易(やす)きも、人心は降(くだ)し難く、

谿壑(けいがく)は塡(うず)め易(やす)きも、人心は満(み)たし難(がた)し」と。

信(まこと)なるかな。



西晋(せいしん)→魏の後を継いで三国を統一した司馬炎によって建てられた国。

        洛陽に都したが、趙王倫や夷狄の侵入により半世紀ほどして江南に都を

        移した。『晋書』の「索靖伝」に、洛陽宮門の飾りの駱駝を見て「必ず

        汝が荊棘の中に在るを見んのみ」といって嘆じたとある。

北邙(ほくぼう)→洛陽の北にある邙山のことで、貴人の墓が多くありここに葬られることが

        理想とされた。沈佺期の詩「邙山」に「北邙山上、墳塋を列し、

        万古千秋、洛城に対す」とある。


人々は、目では西晋が亡んでその都には雑草が生い茂っているのを見ながらも、

なお武力を誇ってこれに頼ろうとしており、また、その身は、いずれ北邙の墓地に

葬られて、狐や兎の餌になるのを知りながらも、まだ黄金に執着し惜しんでいる。

古い言葉にも、「猛獣を降伏させることは易しいが、人の心を降伏させることはは難しい、

深い谷を埋めることは易しいが、人の心を満足させることは難しい」といっている。

まったくその通りである。


人は自身の思い出に浸り過ぎたり、欲望の虜になり現実逃避してしまうことがあります。

学び、経験することにより勘違いや思い違いを無くすことで現実に人の役に立つ人になります。

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しっかり睡眠をとって現実を生きて新しい事を実現しましょう。

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