氣学説①元氣
氣は人体のあらゆる生命活動の基本因子であり、
氣化とは氣の形成と運動変化の過程をいいます。
「氣は人の生命の根本(目が見えるのも、耳が聞こえるのも、感覚が敏感であるのも、
美味しい物を味わえるのも、全て先天の気:腎間の動気)なり。
根絶えれば茎葉は枯れる(人間を草木に例えれば、根が腐れ無くなれば茎も、
葉も枯れ落ちて死んでしまう)」とあります。
元氣を氣の根本とし、命門(めいもん・五臓六腑の五臓のうち、
腎臓だけが違う働きをしていると考え、左は腎として腎臓の働きをし、
右は命門(神様と精力の宿る所であり、原氣の宿る所である。
命門は両親から受け継いだ「先天の気」を宿し、
この精力が子々孫々に受け継がれるのである)から出ると考え、
氣は人体を構成する最も基本的な物質で、生命活動を維持する基本的元素でもあります。
「氣は互いに和合して津液を生じ、神はそこで自ずと旺盛になる」など説明している。
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