美しさと中医学①
「曲線美」とは、S字の曲線いわゆる太極図の陰陽を分けている
S字の曲線を指しています。
これは陰陽の調和の象徴で、このS字の曲線を保持していることが
形体美の重要な条件です。
形体美は内体(身体の内側つまり五臓六腑の健康)の健康を意味します。
『周易』は内体の美と形体の美の統一を強調しています。
坤卦文言伝では「美はその中に在りて四支(肢)に暢(の)ぶ」とあり、
内体の健康が形体美の基礎であり、形体の美は内体の美が外に現れたものであると
考えられています。
「内に有る者は、必ず外に形づくる」ということは、
内在する「麗質」があって初めて外在の美形があることを意味します。
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