古代中国の医学観③
帝曰く
善し、之を失うこと無(なか)れ
此れ皆陰陽表裏上下雌雄
相い輸応(應)(しゅおう・輪は物を他に移す事、應は相手の問いに答えること。
相互に関係を結ぶことの意)するなり
而して道は→医学の理論と実際は
上は天文を知り→天文の推移(風雨寒暑)を知る
下は地理を知り→地理の変化(東西南北の風土と生計)を知る
中は人事を知らば→天地の間に関しては人事の葛藤・喜怒・憂患労働を知る
以て長久なる可し→永久にすたれる事はない
以て衆庶に教えて→民衆に教えても
亦た疑殆(ぎたい・疑問を抱くこと)せず→疑問の余地を遺すことはない
医道の論篇→医学の理論や真理や実際の論説として
後世に伝う可く→後世に伝わっていくことができる
以て寶(たから)と為す可し→大切な宝物として伝わるであろう
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