個人差の克服① 三知・三行・三近
或生而知之→或(ある)いは生(う)まれながらにして之(これ)を知(し)り
→生まれつきそれを知っている者もあれば
或学而知之→或いは学(まな)んで之を知り
→学んで知る者もあり
或困而知之→或いは困(くる)しんで之を知る
→わからなくて苦しんだすえに努力して知る者もある
及其知之一也→其(そ)の之(これ)を知(し)るに及(およ)んでは一(いつ)なり
→この様に個々の人の認識の能力に差があるが、
しかし努力してやめず最終的にそれを知るに至ったならば
知り得たことに違いはなく同一である
或安而知之→或いは安(やす)んじて之を行い
→ありのまま安らかにそれを行う者もあれば
或利而知之→或いは利(り)して之を行い
→それを行う利益を知って行う者もあり
或勉強而知之→或いは勉強(べんきょう)して之を行う
→努力してそれを行う者もある
及其成功一也→其(そ)の功(こう)を成(な)すに及(およ)んでは一(いつ)なり
→この様に個々の実践の能力には差があるが、
しかし努力してやめず最終的にそれを成し遂げるに
至ったならば成し遂げたことに違いはなく同一である
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