チャイナスタディー カルシウムに富む食事はガンと闘えるのか?
大腸ガンに良い食事には、ダイエット業界が目の敵にする炭水化物が多く含まれている。
しかし、炭水化物には二種類ある。
①精製された単純炭水化物
②未精製の複合炭水化物
この複合炭水化物は健康増進に役立つ。
カルシウムを多く含む食事は
①大腸内の危険な細胞の増殖を防げる
②腸内の胆汁酸と結びつく
したがって胆汁酸は肝臓内で発生し、腸内に移動し、大腸に入って大腸ガンの発生を促進すると考えられている。カルシウムはこの胆汁酸と結びつき、不溶性の無害な物質として糞便中に排泄させることによって、大腸ガンを予防する。という仮説が打ち立てられた。
しかし、この効果は、細胞の様々な増殖ケースにおいて一貫性が無く、
更にこれらの生化学的に有利と思われる効果が本当にガン細胞を抑えることにつながるのかも明らかではない。
実際に、ヨーロッパや北米のような、カルシウムを最も多く摂取している地域では、
大腸ガンの罹患率が最も高い。
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