タンパク質③
加水分解(hydrolysis)とは、水溶液中で塩の成分イオンが水と反応して、それを構成する
酸または塩基に分解する反応をいいます。酢酸ナトリウムのような塩(えん)の加水分解,
酢酸エチルのようなエステルの加水分解、デンプンやタンパク質の加水分解など、
があります。強酸と強塩基との中和によりできた塩。食塩は、水に溶かすとナトリウム
イオンと塩素イオンに電離するでけですが、酢酸ナトリウムや炭酸ナトリウムのように
弱酸と強塩基からできた塩。塩化アンモニウムのように強酸と弱塩基からできた塩。
酢酸アンモニウムのように弱酸と弱塩基からできた塩。それらを水に溶かすと加水分解
が起こります。水分子が付加するかたちで起こる分解反応。塩(えん)の場合は、構成する
成分イオンが水溶液中で反応して他のイオンまたは分子となります。たとえば弱酸と強塩基
との塩の酢酸ナトリウムを水に溶かすと、電離して水と反応しアルカリ性を示します。
強酸と弱塩基からできた塩の硫酸ナトリウムの場合は、同じ反応でも酸性を示します。
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