体と糖③
人がふだん口から摂取する糖のほとんどは澱粉(多糖類)とスクロース(砂糖)で、
これが主たるブドウ糖(グルコース)の供給源です。
澱粉(多糖類)は多数のブドウ糖(グルコース)が鎖状につながった物質で、
米や小麦やさつま芋に豊富に含まれています。
このブドウ糖が人の体のエネルギー源です。
しかし、澱粉(多糖類)は唾液、胃液で徐々に分解され、
最終的には小腸でブドウ糖(グルコース)に分解されて体内に吸収されるため、
吸収されるまで時間がかかるという点があります。
一方、砂糖(二糖類=スクロース)は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が
1つずつ結合したシンプルな物質で、簡単に分解できるという特性があります。
小腸で消化吸収されたら、その数十秒後には血液中にブドウ糖(グルコース)が現れるほどで、
スクロース(砂糖=二糖類)は、脳に手っ取り早くブドウ糖(グルコース)を供給するのに適した
食材なのです。
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