菜根譚④
卑(ひく)きに居(お)りて而(しか)る後に、高きに登るの危(き)為(た)るを知る。
晦(くら)きに処(お)りて而る後に、明るきに向かうの太(はなは)だ露(あらう)るるを知る。
静(せい)を守りて而る後に、動(どう)を好むの労(ろう)に過(す)ぐるを知る。
黙(もく)を養(やしな)いて而る後に、言多(げんおお)の躁為(そうた)るを知る。
卑きに居りて→身分の高かった者が低い地位に落とされること。
晦きに処りて→世俗の生活から退き、人目につかない山林に隠遁すること。
明るきに向う→人目に付く世間に出て活動すること。
躁→騒がしいこと。虚しく慌ただしいだけのこと。
低い地位になるとはじめて、高い地位に登っている者が、いかに危険な状態に置かれているかがわかる。
山林に身をくらまし、人目に付かない所に隠遁してみるとはじめて、人が皆、見るほど華やかな世俗の生活に向かっている者が、余りにも露わに自分を出しすぎていることがわかる。
世間から退いて静かな環境にいるとそこではじめて、世間的活動に奔走することを好むことがいかに徒労であるかがわかる。
世間に対して発言をせず、寡黙を守る立場にいるとそこではじめて、発言が多いことが、ただ、騒がしいだけでいかに役に立たないことであるかがよくわかる。
今の世の中は、自分に関係の無いことに、無理矢理共感して肝心な家のことや食事を疎かにして健康を害してストレスをためている人が多いことでしょうか。
どんなに大変な時でも他人の為に様々なことを試して良い結果が出たものを世に出している人は大勢います。何も確かめないで、批判(躁)をしていることに係わることをやめることで
自分の時間を確保して大切な人と仲良くしましょう。
それでも体調が優れない時は、東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして体調を整えましょう。
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