菜根譚⑨

念頭起こる処、纔(わず)かに欲路(よくろ)上(じょう)に向って去るを覚らば、

便(すなわ)ち挽きて理路(りろ)上(じょう)に従い来たせ。

一たび起こらば便(すなわ)ち覚り、一たび覚らば便(すなわ)ち転ず。

此れは是れ、禍(わざわい)を転じて福(ふく)と為(な)し、

死を起こして生を回(かえ)すの関頭(かんとう)なり。

切に軽易に放過すること莫(なか)れ。


念頭→心のはたらき、心が対象に向かって識別の作用を起こすこと。

   『大乗起信論』では、「忽然念起無明」と説き、突然識別の念が起こるのを

    迷いや煩悩のはじめと解する。頭は接尾詞。

理路(りろ)上(じょう)→道理としての筋道、意識が正しくはたらく方向。

関頭(かんとう)→物事の最も大事な場所や時期、瀬戸際。良い機会の意。


心のはたらきが、私利私欲の方向に向かってしまいそうだと感じたら、

すぐさま正しい道に引き戻す様にしなさい。

いったん心の動きが起こったなら、直ちにその是非を判断し、

いったんその心が悪い方に向かっているとわかったならば、

直ちに良い方に向かわせるのである。

これが禍転じて福となし、死をひるがえして生き返らせることも絶好の機会である。

決して軽々しく見逃してしまう様な事をしてはならない。


このコロナウイルスで生き残りを考えすぎて自分の為に懸命になるのは良いですが、

それにより他の人に害を与えたり、弱みに付け込んだりしてはだめです。

どんなに大変でも、今行っていることが自分に良いことであり、他の人にとっても

良いことであることを確認しながら行動していく必要があります。

それで疲れてしまったら、東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして頭と体力を回復して皆さんが良くなるように頑張りましょう!

HIPPOCRATES(ヒポクラテス)東京赤坂

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