菜根譚⑫
爽口(そうこう)の味(あじわい)は、皆(みな)爛腸腐骨(らんちょうふこつ)の薬なるも、
五分ならば便(すなわ)ち殃(わざわい)無し。
快心(かいしん)の事は、悉(ことごと)く敗身喪徳(はいしんそうとく)の媒(なかだち)なるも、
五分ならば便(すなわ)ち悔(く)ゆること無し。
爽口(そうこう)の味(あじわい)→口を爽やかにし、楽しくさせるものの意味から、
美味なる食物のこと。
但し、『老子』には「五味は人の口をして爽(たが)わしむ」
とあり、『荘子』にも「五味は口を濁(にご)らし、口を厲爽
ならしむ」とあり、美食に耽溺する意味にも解される。
敗身喪徳(はいしんそうとく)→身の上を台無しにし、徳をも喪失せしめること。
人の口を喜ばせる様な美味しい食べ物は、度を過ごせば胃腸をただれさせ、
骨をも腐らせる毒薬となるが、程々にしておけば人を損なうことはない。
また、人の心を楽しませる様な誘惑的な事柄は、度を過ごせばその身持ちを崩し、
徳を失わせる橋渡しとなるが、程々にしておけば後に悔いることはない。
とても美味しいことやとても楽しいことに熱中するあまり本業が手につかなくなって
心も身体も悪くすることがあります。
しかし、人間ですから間違いもあります。
人間ですから間違いの中で体調を損なうことについては、
東京赤坂のHippocratesu(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして体調回復を
期待することは可能です。後の問題は回復した身体と頭で考えて乗り切ってください。
どの様な時期でもやりすぎは御法度です。
ご自愛ください。
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