菜根譚⑬
老来の疾病は、都(すべ)て是れ壮時(そうじ)に招くところのものなり。
衰後(すいご)の罪孽(ざいげつ)は、都(すべ)て是れ盛時(せいじ)に作れるところのものなり。
故に、盈(えい)を持(たも)ち満(まん)を履むには、君子尤(もっと)も兢々(きょうきょう)たり。
老来→老いてから。老人になってから。
壮時→血気盛んな壮年時代。働き盛りの30歳前後。
罪孽→罪も孽も悪事の結果として出て来る禍。罪。
盈(えい)を持(たも)ち満(まん)を履む→地位も富も充実した境遇。
兢々→いましめ慎む様。恐れ戒める様。『詩経』に「戦々兢々として深淵に臨むが如く、
薄冰(はくひょう)を履むが如し」とある。
身が老いてからの病気は、全て若い時に摂生(せっせい)しなかった事によって招いたものである。また、地位が衰えてから出てくる罪状は、全て勢力があった時にその原因を作ったものである。だから、高い地位にあって勢力盛んな時には、君子は自分の行為を最も恐れ慎重にしなければならない。
自身の病気の事で親の遺伝といえるのは、40歳までだそうです。
その後の病気は自身の行動や生活習慣の蓄積の結果だそうです。
色々な情報で訳の分からない責任転嫁をするよりは自身の生活習慣を見直しましょう。
普段の生活習慣の変化は東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをしてチェックしましょう。
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