菜根譚⑭
横逆困窮者(おうぎゃくこんきゅう)は、是れ豪傑を煆煉(たんれん)するの一副(いっぷく)
の鑪錘(ろすい)なり。能(よ)く其の煆煉を受くれば、則ち心身交々(しんしんこもごも)益し、
其の煆煉を受ざれば、則ち心身交々損す。
横逆→横暴悪逆の意味。邪で酷い仕打ちや無法な扱いを受けること。
豪傑→豪も傑も優れた人物のこと。豪は才智が10人に優れた人。傑は100人に優れた人。
一副(いっぷく)→副は一組や一揃いを表す。
鑪錘(ろすい)→鑪は金属を精煉する為の火どこ、鞴(ふいご)、錘は火を吹き付けて金属を
鍛える器具。
ひどい仕打ちを受けたり、困難窮乏の苦労をすることは、
優れた人物を鍛え上げるために天から与えられた、一揃いの金属精煉の
設備の様なものである。
その試練を受けることができること、身と心の両方とも利益を得ることができるし、
受けなければ、身と心の両方とも損害を被りダメになってしまう。
今の世の中は見方によっては様々な偏りや不公平感があるように見えますが、
それは自信を鍛えるために天が与えてくれている試練と思って忍耐強く乗り越える
しかないですね。それにより、今、試練を与えてくれているいる人々を乗り越える
楽しみとして頑張りましょう。
それに疲れたら、東京赤坂のHippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして
試練に打ち勝ちましょう。
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