菜根譚⑮

水は波あらざれば、則ち自ずから定まり、

鑑は翳(くもり)あらざれば、則ち自ずから明らかなり。

故に、心は清くすべき無し。

其の之(これ)を濁らす者を去(のぞ)かば、清(せい)自ずから現わる。

楽しみは必ずしも尋ねず。其の之(これ)を苦しむる者を去(のぞ)かば、

楽しみ自ずから存(そん)す。


鑑・翳(くもり)→鑑は鏡のこと。翳は鏡をくもらせる塵埃。

        心と煩悩の関係について、人の心は本来清浄なものであるから、

        本然の性をそのままに生きることを示したもの。

        禅宗の五祖弘忍(こうにん)が弟子達に悟境を試そうとした際、

        一番弟子の神秀(じんしゅう)は「身は是れ菩提樹、心は明鏡台の如し、

        時に勤めて払拭し、塵埃に染ましむること莫れ」という偈(げ)で答えたのに

        対し、慧能(えのう)は「菩提本(も)と樹無し、明鏡を亦台に非ず、

        本来無一物、何れの処にか塵埃有らん」という偈(げ)呈して、より徹底した

        悟境を示し、禅宗の六祖の正脈を継承したという。


水は波さえなければ、そのまま静かなものであり、鏡は曇っていなければ、そのまま真実をはっきりと写しだす。

だから、人の心もことされ清くしようとする必要はない。

心を濁らす俗念を取り除けば、本来の清らかさがそのまま現れてくる。

また楽しみも、必ずしも自分の外に求める必要はない。

心を苦しめる雑念を取り払うことができれば、本来の楽しみがそのままそこにある。


心の翳りを無くすのはできませんが、体調不良が原因でネガティブな思考に陥りそうなときは、東京赤坂のHIippocrates(ヒポクラテス)で足裏の足つぼフットマッサージをして本来の翳の無い心で行動や思考が出来るように目指しましょう。




HIPPOCRATES(ヒポクラテス)東京赤坂

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